「雅紀くん 言っておくよ 子供は男の子を作れよ わしが言っても説得力ないけど 女ばかりだったら味方がいないぞ」


みんな笑いだした


「プッ…
はい わかりました」


「もうひとつ お願いがある」


「はい 自分にできることなら」


「千春を幸せにしてやってくれ!泣かせないで欲しい いつも笑顔でいさせて欲しい」


父の言葉にまた涙するあたし


「わかりました」


「千春 お前にも言いたいことがある お前は雅紀くんに隠し事したり自分勝手な行動するな いつもふたりで話し合いをするように そして雅紀くんが疲れて帰っても明るく迎えて やっぱり家がいいって思われるようにがんばれ 母さんのように」