「わー」 夜景の美しさにただただ声をあげるあたし 雅紀くんは車を止め 「色々ゴメンな」 と手を握りしめる 「ううん あたしもごめんね」 「あまり考えるなよ それに負い目を感じないで欲しいんだ」 「うん・・・」 申し訳なさそうに小声になる 「オ・レ・は さっきも言ったように千春がいればそれでいいんだから だからお前もそういう気持ちでいてほしい」 「うん わかった」