百音と別れ 急いで家へと帰る


夜になり 雅紀くんも帰ってきて 今日の百音のことを話した


「翼も父親か?負けた気分だな」


ちょっと悔しそう


「そうだね」


そうだねしか答えられない


「ね 雅紀くん赤ちゃん欲しいよね?」


「当り前だろう!欲しくないやつなんかいるかよ!まさかお前欲しくないのか?」


「欲しいわよ!
ほしく・無いわけ・ないじゃん・・・」


大きな声を上げた雅紀くんの対して小声で返す


「あ・・・ごめん」


「ううん いいよ」


その時だった玄関のチャイムが鳴った