そりゃビックリですよ。誰しも。
アタシなんか半径1メートル以内であのビックボイスをくらったわけで
しかも、あたしにとったらかんなーりどうでもいい内容で。。
しばらく口あけたままその場に突っ立ってたよ。
潤ちゃんはなんだかスッキリしたみたいで、「よしっ!」とか小さくガッツポーズしてたけど
こっちにとっちゃ分けわからんのでね、
「...あのさ、それだけ?」
わざわざ走って来た理由は。と訊くと
彼は満面の笑みで頷いた。
ちょーどーでもいいっ!!!!!!!
てな感じで、そのあとは潤ちゃんとゆっくり家まで帰った。
「ねぇ、でもさかわいかったよ?あの子。もったいなーい。」
砂利道の石ころをローファーのつま先で転がす。
「別に。そんなの好みの問題だろ。」
え?潤ちゃん理想高い???
「なに、じゃあどんなのタイプなの?」
すると、しばらく考え込んだ後こう答えた。
『全然俺に興味ない感じのやつ』
なんじゃそれ・・・そんなの世の中に一杯いるだろー!!!
「アバウトすぎだから」
自分に興味がない人間とか、普通の人ならそんなのタイプとか言わない出しょ。
むしろ、自分に興味持ってくれる子の方がアピールする甲斐があるし。
とにかく、潤ちゃんのタイプは変わってる!意外性発見だ。
「まぁ、とりあえず鈍くて、さらっとグサってくる言葉を言う人」
「何ソレ、天然装って実は悪魔?てか潤ちゃんMなの??」
さぁ、どうだか。なんてにやっと笑う。
よくそんな変な人好きになるなぁ~なんてぼんやり考えてると
急にふとあることを思い出した。
「あっ、そうだ。忘れてた!はい、コレ!」
制服のポケットに入れてた物を取り出し、潤ちゃんに差し出した。
「今回のは、うまく出来たから!」
ちゃんと試合に持っていってよーなんて肘で小突きながら言う。
渡したのはストラップ。バスケのボールをトップにつけて、皮っぽい感じでダサさは軽減したつもり。
どう?って訊くと
「さんきゅ。これで御利益もらっとくわ」
って笑顔で言うから、ちょっとだけ嬉しくなった。
前はミサンガとか、それこそフェルトで作ったお守りとか、もう何個も大きな試合がある度に作って渡してる。
特別な意味なんかないけど、応援はするべきだから。
そしたらアタシも頑張んなきゃって思えるんだよね。
だから今だに応援グッズなんか作ってる。



