仇恋アベンジャー


もしかして、人違いなのだろうか。

同姓同名の別人なのだろうか。

もしそうだとしたら、私がこの3ヶ月間でやってきたことは全て無駄だったということになる。

ファーストキスを捧げたのも、初体験を捧げたのも、全部無意味だということになる。

そんなの、虚しすぎる。

私の持てる全てを捧げてここまで来たのに。

気分がズドンと深くまで落ちかける。

ううん、よくよく考えれば、無関係だなんてありえない。

だって、確かに恵一は母の葬儀に来たのだ。

あの記帳がなければ、私はこの店にたどり着くことすらなかった。

恵一と母の間には、絶対に何らかの関係があったはずだ。

だから母が金を送っていた相手は、この塚原恵一で間違いない。

はず。

たぶん。