仇恋アベンジャー


今日の講義は午後からだ。

午前の講義をサボった雄輔を軽く咎め、私も出掛ける準備を進める。

今日も4時半からバイトなのだ。

付き合いたての全然愛しくない彼氏のために、いつもより気合いを入れてメイクを施す。

普段は着け外しが面倒なピアスなんかも着けてみたりして。

なんだか初めての彼氏に浮かれているみたいで気持ちが悪いけれど、そういう演出があった方が私の嘘はリアルさを増すだろう。

いつベッドに誘われても良いように、風呂場では身体のチェックにも念を入れた。

戦闘体勢だ。

正直なところ、昨日の今日は少し辛い。

でも、悪くなかったから、断らない。