仇恋アベンジャー


「何かの支払いじゃないの? 個人的に取引してたとかさ」

「定期的に何かを買ってるような様子はなかったけど」

「そっか。じゃあ、家賃とか」

「ない。家賃は近所に住んでる大家さんに直接払いに行ってたから」

それに、塚原という名前でもない。

「あ、携帯は?」

「携帯?」

「貢いでたなら、連絡くらい取ってたんじゃない?」

なるほど!

私はバタバタ母の部屋に戻って事故当時のままにしてあったバッグを持ってきた。

そして中から携帯を取り出すも、一ヶ月くらい放置していたこともあって、バッテリー切れで電源が入らなかった。