仇恋アベンジャー


父と今後の手続きについて話していると、雄輔が荷物を持ってやって来た。

「あ、姉ちゃん。目ぇ覚めたんだ」

「お陰さまで」

雄輔はホッとした様子で持ってきたバッグを棚に押し込んだ。

「親父、一旦帰れよ。俺車で来たから、送ってくわ」

「ああ、そうだな」

「私もう大丈夫だし、雄輔も帰りなよ。夜中なのに、荷物、ありがとね 」

笑う私を見て、二人は明日また来ると言って帰っていった。

静かな病室。

他にもベッドがあるようだがどうやら今、この部屋には私しかいない。

正直、暇だ。

今まで眠ってたから、目が冴えて眠れない。

嫌なことばかり思い出す。

恵一の自宅にいたあの女の人のこととか。

恵一がシャワー浴びてたとか。