仇恋アベンジャー


というわけで、見た目もチェンジ。

私は前に彩子が選んでくれた服を身に付けて美容院へ行き、伸ばしっぱなしの髪に緩くパーマをかけた。

それだけでなんだか別人になった気分である。

美容院から出ると気分が乗ったので、その足で街を歩き回り、いくつか大人っぽい服を買い漁った。

クリスマスの終わった街はすでに正月仕様で、所々初売りのチラシが貼り付けてある。

初売りで買うのもいいけれど、今すぐにでも幼い自分を生まれ変わらせたい私は、たった数日を待つことができない。

恵一のもとで働いたバイト代はみるみるうちに底をついた。

それでいいのだ。

例え金であろうと、未練は残さない方がいい。