ハイリスクな売春行為。 手に入れたい物が手に入れられる保証もないのに、女の子の一番大事なものまで投げ出して。 母の死のショックとこの男に対する懐疑心は、初体験などまるで価値のないもののように私自身を駆り立てた。 少しくらいの痛みなら安いもの。 快感が伴うなら儲けもの。 それでもやっぱりこんな男に処女を捧げるくらいなら、もっと早くに済ませておけばよかったと、ほんの少しだけ後悔した。 結果、自分本意な恵一とのその行為は、覚悟していたほど痛くはなかったし、期待したほど気持ちよくもなかった。