仇恋アベンジャー





翌日、クリスマスイブ。

私は今日も一人ベッドに寝転んでいる。

雄輔は昼前にバイトだと言って出掛けてしまった。

年末だからか、最近バイトが忙しいようだ。

もし何も知らないままだったら、私も今頃あのカフェでバイトしていたのだろう。

その後はきっと、恵一の部屋でプレゼントでも交換して、店で余ったケーキを頬張りながら笑い合っていたかもしれない。

それからたぶん、甘い雰囲気になって、めいっぱいイチャイチャして、同じベッドで眠っていたのだろう。

恵一との連絡を絶って、そろそろ10日になる。

はじめの数日はしつこくかかってきた電話も、パッタリなくなった。

それでいい。

私のことなんて忘れてしまえばいい。

私と恵一は出会うべきじゃなかった。

暇をもて余してリビングに移動した。

母の遺影に見つめられると居心地が悪い。

テレビをつけてもクリスマス特番ばかり。