……あれ……?
これってマズイよね?
もしかして、さっき言ってた事実行する気なんじゃ……。
嫌な汗を流しながら黒斗の顔を見返すと……それはそれは楽しそうな黒斗の顔が。
ヤバイ、と思ったのと同時にその場に押し倒され組み敷かれた。
「っ!」
さっき黒斗が言っていた通りにならないために、あたしは叫びそうなのを堪える。
すると黒斗はあたしの着ていた学ランのボタンを数個外した。
「話最後まで聞いてればチャラにしてやろうと思ってたけど、途中だったからな……」
そう言った黒斗はあたしの胸元をチロリと舐めた。
「やっ!」
「まあ大まけにまけて、残りキスマーク三つで許してやるよ」
「ええ!? そんなっ……んっ!」
納得していないあたしを他所に、黒斗はじっくりいたぶるようにあたしの胸元に三つの花を咲かせた。
変な声が出そうになるのを必死に抑えていたあたしは、黒斗が三つのキスマークをつけ終える頃にはぐったりと力尽きていた。
「これくらいで力尽きてんなよ。いずれはお前の処女も貰おうと思ってんだから」
「んなぁ!?」
黒斗の爆弾発言に意識だけははっきりと蘇る。



