その台詞に一瞬ドキリとしたけど、高志の様子を見る限りバレたわけでは無いみたい。


 まあベストちゃんと着てるし、脱がされない限りバレはしないだろうけど……。



「でももし友が女でも彼女にはしたくねぇな」

 と、やっといつもの軽口が高志の口から出てきた。


「あーそっか、お前胸デカイの好みだもんな」

 弘樹が思い出したかのように付け加える。


「そーそー、昨日のセーラー服姿見た限りでも、胸は小さそうだしな」


 ……ム、ムカツク。

「小さくて悪かったな」

 あたしはボソッと聞こえないように小さく文句を言った。



 でも良かった。

 いつもの高志だ。


 いつもの高志はやっぱりムカツクけど、この軽口がないと調子狂うからね。



 そう思って笑顔でホッとしていると、黒斗があたしの肩を抱いてきた。

「でも俺は昨日の友好みだぜ?」


「そっか、黒斗は胸小さくてもいいって言ってたもんな」

 またも思い出したように弘樹が言う。


「そ。それに友綺麗だったし、感度良さそうだったし」

 な? と黒斗は笑顔であたしに同意を求める。



 っ……こ、このオトコはぁ~~~!