「セーラー服が元々は水兵の制服だってのは知ってるか?」
あたしはコクンと頷く。
確かテレビかなんかで聞いたことがあった。
「その水兵が海に落ちたとき、服着たまんまだと泳ぎづらいから破いて脱ぎ捨てやすいようにしたんだ。これはそのなごり」
そう言って黒斗はえりのV字を指先でなぞった。
どうやら破くためっていうのは本当だったらしい。
あたしは一瞬言葉に詰まったけど、悔し紛れに呟いた。
「同じ破くでも、用途違うじゃない……」
「用途? 何されると思ったんだよ?」
黒斗の言葉にはっとする。
そうだ、黒斗は破いてみようか? って言っただけで、それから何かをするとは言ってない。
黒斗はニヤリと笑い、あたしの体に腕を巻きつけた。
「もしかして、こういうことされると思った?」
そう言った黒斗の右腕が胸の上に置かれ、左腕がスカートをたくし上げ太ももを撫でた。
「やっ!?」
抵抗を試みたけど、黒斗の腕はビクともしない。
それに、黒斗が言っていた通りあたしは感度が良いみたい。
少し太ももを撫でられただけで、少し胸を触られただけで……変な声が出てきそうになるんだもん。
「やだっ黒斗やめてぇ……」
「へぇ、この格好のときはあの胸隠しのベストつけてないんだ?」
あたしの拒絶の声も聞かず、そんなことを聞いてくる黒斗。
あたしはコクンと頷く。
確かテレビかなんかで聞いたことがあった。
「その水兵が海に落ちたとき、服着たまんまだと泳ぎづらいから破いて脱ぎ捨てやすいようにしたんだ。これはそのなごり」
そう言って黒斗はえりのV字を指先でなぞった。
どうやら破くためっていうのは本当だったらしい。
あたしは一瞬言葉に詰まったけど、悔し紛れに呟いた。
「同じ破くでも、用途違うじゃない……」
「用途? 何されると思ったんだよ?」
黒斗の言葉にはっとする。
そうだ、黒斗は破いてみようか? って言っただけで、それから何かをするとは言ってない。
黒斗はニヤリと笑い、あたしの体に腕を巻きつけた。
「もしかして、こういうことされると思った?」
そう言った黒斗の右腕が胸の上に置かれ、左腕がスカートをたくし上げ太ももを撫でた。
「やっ!?」
抵抗を試みたけど、黒斗の腕はビクともしない。
それに、黒斗が言っていた通りあたしは感度が良いみたい。
少し太ももを撫でられただけで、少し胸を触られただけで……変な声が出てきそうになるんだもん。
「やだっ黒斗やめてぇ……」
「へぇ、この格好のときはあの胸隠しのベストつけてないんだ?」
あたしの拒絶の声も聞かず、そんなことを聞いてくる黒斗。



