辛くて悲しくて、あたしは尚更涙を溢れさせた。
このままどんどん気持ちが離れていってしまうんだろうかと思ったとき、拓馬が黒斗の胸倉を掴んであたしから引き離した。
黒斗が現状を把握する前に、今度は拓馬が黒斗を殴る。
バキィッ
小柄な体のどこにそんな力があるんだろうって思うくらい、拓馬の拳は黒斗の頬を赤く腫れさせた。
「ちょっ、拓馬何す――」
「バカヤロウ!!」
あたしの非難する声を遮って、拓馬は怒鳴る。
「黒斗、話は聞いたぜ? お前、側にいて欲しいからって友のやりたいこともやらせないようにしてるんだって?」
初めの怒鳴り声よりは少し落ち着いた声音で話し始める。
でも、怒ってはいるのか声が多少震えていた。
「ガキじゃねぇんだから、んな我儘言ってんじゃねぇよ」
「なっ!?」
その言葉にカチンときたのか、黒斗は腹立ちを隠せない表情で何かを言いかける。
でも、それは拓馬の声で遮られた。
「やりたいこと諦めて側にいろだ? ふざけんな!」
今度は怒りを露わにして怒鳴る拓馬。
続く言葉に、あたしは衝撃を受けた。
「好きな女が離れていくのが嫌だったら、お前の方から側に行けば済む話だろ!? 気持ちが離れてないなら出来るんじゃねぇのか!?」
黒斗はその言葉に目を丸くしたまま止まる。
あたしも、似たようなものだった。
このままどんどん気持ちが離れていってしまうんだろうかと思ったとき、拓馬が黒斗の胸倉を掴んであたしから引き離した。
黒斗が現状を把握する前に、今度は拓馬が黒斗を殴る。
バキィッ
小柄な体のどこにそんな力があるんだろうって思うくらい、拓馬の拳は黒斗の頬を赤く腫れさせた。
「ちょっ、拓馬何す――」
「バカヤロウ!!」
あたしの非難する声を遮って、拓馬は怒鳴る。
「黒斗、話は聞いたぜ? お前、側にいて欲しいからって友のやりたいこともやらせないようにしてるんだって?」
初めの怒鳴り声よりは少し落ち着いた声音で話し始める。
でも、怒ってはいるのか声が多少震えていた。
「ガキじゃねぇんだから、んな我儘言ってんじゃねぇよ」
「なっ!?」
その言葉にカチンときたのか、黒斗は腹立ちを隠せない表情で何かを言いかける。
でも、それは拓馬の声で遮られた。
「やりたいこと諦めて側にいろだ? ふざけんな!」
今度は怒りを露わにして怒鳴る拓馬。
続く言葉に、あたしは衝撃を受けた。
「好きな女が離れていくのが嫌だったら、お前の方から側に行けば済む話だろ!? 気持ちが離れてないなら出来るんじゃねぇのか!?」
黒斗はその言葉に目を丸くしたまま止まる。
あたしも、似たようなものだった。



