信用……。
拓馬はこれまで色々ととんでもないことしてきたけど、でもあたしを純粋に気遣ってくれたときもあった。
悪い奴じゃないことは分かってる。
「うん、信用する」
「よし、じゃあ早速本題だ。……何かあったのか?」
途端に真剣な表情になった拓馬に一瞬たじろぐ。
拓馬に相談してもいいことなのかな……。
そんな風に迷っていると、拓馬が説教し始めた。
「お前な、皆に心配掛けておいてだんまり決め込むなよ。ある程度事情知ってる俺なら相談しやすいかと思って連れ出したんだぜ?」
だから悩み事を打ち明けろと促される。
心配、掛けさせちゃってたんだ……。
弘樹や高志、拓馬にも……。
「おい、何笑ってんだよ?」
「え、あ、ゴメンゴメン」
心配してくれる友達がいるのが嬉しくて、つい笑顔になってしまった。
「分かった、ちゃんと話すよ」
そうしてあたしは話し始める。
日曜、後夜祭の後お母さんからモデルの話を聞いたこと。
それから昨日までのことを……。
あ、流石に黒斗に抱かれてるってことは言いづらいからかなりぼかして話した。
一通り話し終えた後、あたしは最後にポツリと言う。
「やっぱりあたし、我儘なのかな……?」



