「友、俺間に合ったか? 何もされて無いか?」
そう聞かれ、一瞬正直に言おうかどうか迷った。
また怒るだろうと思ったし、心配かけたくなかったから……。
でも、結局正直に言うことにした。
出来るならウソはつきたくないし……。
それに、日生に対しての怒りが治まっていなかったから。
「……胸見られてキスされた」
「っ!」
「あと、舌も入れられた」
思い出しながら言って、あたしは心底悔しくなった。
それはきっと、黒斗にも伝わったはず。
「拓馬……てめぇ!」
黒斗はあたしを抱きしめたまま日生を睨んだ。
「こえーな、黒斗。まあ今回のは俺が悪かったよ。……でもさ、ナイトのくせにちゃんと守ってなかったお前も悪いんだぜ?」
いつの間にナイトの役割まで聞いたんだろう。
日生の口ぶりはもうジュエルとナイトのことを把握しているように聞こえた。
黒斗は無言で日生を睨み続けている。
「言い返せねーよな? 本当のことだし」
「っこの!」
「っ!? 黒斗!?」
黒斗はあたしから体を離し、日生に殴りかかろうとした。
そう聞かれ、一瞬正直に言おうかどうか迷った。
また怒るだろうと思ったし、心配かけたくなかったから……。
でも、結局正直に言うことにした。
出来るならウソはつきたくないし……。
それに、日生に対しての怒りが治まっていなかったから。
「……胸見られてキスされた」
「っ!」
「あと、舌も入れられた」
思い出しながら言って、あたしは心底悔しくなった。
それはきっと、黒斗にも伝わったはず。
「拓馬……てめぇ!」
黒斗はあたしを抱きしめたまま日生を睨んだ。
「こえーな、黒斗。まあ今回のは俺が悪かったよ。……でもさ、ナイトのくせにちゃんと守ってなかったお前も悪いんだぜ?」
いつの間にナイトの役割まで聞いたんだろう。
日生の口ぶりはもうジュエルとナイトのことを把握しているように聞こえた。
黒斗は無言で日生を睨み続けている。
「言い返せねーよな? 本当のことだし」
「っこの!」
「っ!? 黒斗!?」
黒斗はあたしから体を離し、日生に殴りかかろうとした。



