仕方がない。

服を買うためにも外に出なきゃならないから、全部朔夜に任せるしかない。


……いや、ちょっと待って。


「……ちなみにどんな服買ってくるつもりなの?」

さっそく買いに行こうと外出の準備をしている朔夜に聞いた。

何だか嫌な予感がする。


「心配するな。ちゃんと良い服を買ってきてやる」

「や、質じゃなくてデザインの話」

「デザイン? ……そうだな、欲情的なものがいいな。肌の露出が多目なやつだ」


嫌な予感的中ーーー!


私は心の中で叫び、即座に言った。