「思っていた通り、お前は邪魔よ!」

叫ぶと同時に、コトハは私に襲い掛かってきた。


私は余裕でそれを避ける。



不思議……何も恐ろしくない。

コトハの動きも止まって見える。


それどころか、次の動きまで分かってしまう。


……誰にも、負ける気がしない……。


「くっ! 憎い……お前が憎いわ! その美しさは私が持つはずなのに。その力も、私が持っているべきなのに!」

何度攻撃をかわされても、コトハは憎しみの言葉を吐きながら襲い掛かってきた。