「望……コイツ、殺したいんだが?」

「うん、私もちょっと本気で殺意わいたけど……。でも協会から罰則受けちゃうから半殺しくらいにしといて」


私は怒りマークを顔に張りつけて、飛び切りイイ笑顔を向けた。


……

…………



「で? 繋ぎ役の居場所は?」

場所を変え、人が通らない場所でさっきよりちょっとボロボロになった男にもう一度聞いた。


男は、半泣きの状態でべらべらと話し出す。

「そいつがどこにいるのかは知らねぇよ」