「本気に決まってる。昨日はおあずけ状態だったんだ、欲求不満にもなる」

「いや、だって――」

尚も抵抗の意志を見せる私を朔夜は唇で押さえ込む。


「もう黙れ。俺は止めるつもりは毛頭無いし、お前もすぐにその気にさせてやるよ」

その言葉に私は抵抗を諦めた。


朔夜がその気にさせると言ったなら、本当にそうさせられるんだ。

抵抗するだけ無駄。


こんなドSで俺様な朔夜を愛してしまったのが運の尽き。

もう、この腕からは逃れられないのだから……。


私は仕方ないといった感じで微笑みながら、朔夜を受け入れた……。