そうやって憐れみの目で見ていると、さっさと帰れと言わんばかりに本部長室を追い出された。


ちょっと悪いことしたかな?

佐久間さんの前ではあまり朔夜とイチャつかないようにしよう……。



と、私はそう思った。

でも、朔夜は何だか楽しそうに笑ってる。



あ、これ、絶対また同じような感じでからかう気満々だ。


ゴメン佐久間さん。

私、こんな楽しそうな朔夜は止められません。

本っ当にごめんなさい。


私は心の中でのみ、先に謝っておいた。