「ダメに決まってるだろう? お前には俺の血を分けたから普通の吸血鬼よりは持つが、せめて二週間に一回は飲まないと辛いぞ?」


はい、ごもっともな意見です。


実際、そろそろ二週間たつ頃で、動きが鈍くなってきてるのが自分でも分かる。


飲まなきゃ……ないんだよね……?


それでも決心する事が出来なくて、血液パックを手に固まってしまう。


そんな私に朔夜がはぁ…と呆れたため息をついた。


「貸せ」

短くそう言った朔夜は私の手から血液パックを奪い取る。