協会から支給されている、人間の血液。


私は今、これを飲まなくてはいけないんだ。




吸血鬼である朔夜に、共に生きろと言われて吸血鬼にされた私。

多少の不満もあったけど、朔夜と共に生きることが出来るのは嬉しかった。



でも!


人間の血を定期的に摂取しないといけないのは考えていなかった。


嫌な汗まで流れてくる。


「ねえ……どうしても飲まなきゃダメ?」

私は救いを求めて朔夜を見た。