朔夜はそんな私に微笑みかける。

そして、返事の代わりに私の身体に口付けた。



好き……。

愛しい……。


SEXは、愛を確かめ合う方法の内の一つでしか無いけれど、今の私にはそれだけで十分。



だから朔夜。

今だけ。

今だけでいい。


私を貴方にあげるから。

今だけは貴方を私にちょうだい……。


かりそめでもいい。

愛を一つにして共有したいの。


その共有した時があるなら、繋がっていないときでも私は貴方を想い続けられると思うから。

少しでも、想ってくれていると信じられるから。



だから……。