Love*Note~先生に恋した21ヶ月~

どうしよう、なんて思いを巡らせていると、バタバタと暗闇から足音が聞こえた。



姿を見せたのは、さっきの人。



手にはさっきまでなかった何かをぶら下げて。




「良かった。帰っちゃったかと思った…ハァ…ハァ…」



急いで戻ってきたのか、口元からは白い息が絶えず漏れだす。



顔の前が真っ白になるくらいに。



『帰ろうと思ったんだけど、コートが…』


「あ、やっぱ帰ろうと思ったんだ」


『え、まぁ……』



眉をピクリとあげた彼に、あたしはバツが悪くなった。