何がしたいの? あたしを捕まえて、何を話すの? 話したいことなんてないよ。 今更話し合うことなんかない。 「誤解なのよ、愛奈。部屋には入ってなくて…。」 『うるっさいっ!』 じゃあ、なんで窓が開いてたの? どうせ、あたしの部屋は閉め切っていて、悪い空気だからって。 換気のために、勝手に開けたんでしょ? 『見え透いた嘘言わないでよ!』 「嘘なんかじゃ…」 『あたし、窓なんか開けた記憶ない!』 胸が、クラクラする。