こんな経験をしたから、あたしの根性はねじ曲がってるんだと思う。 『リューガ、おはよう!』 朝、教室に入ってきたリューガに、ボディータッチ。 首を傾げて、自分が一番可愛く見える角度をする。 「おぉ、おはよう。」 はにかむ、リューガ。 えくぼが見えるその笑顔は、そこらの男子より整っていて。 やっぱり、あたしのものにしたいと思う。 『この間貸したCD、聴いてくれた?』 でも、だからと言って好きかと聞かれたら、全然そんなことないの。