これでドキッとしない男の子は、いないと思う。 こういう時のためにつけてきた、シャンプーみたいな香りのヘアコロン。 ふわっと、髪が揺れるたびに優しく広がった。 「まじか、じゃあ一番に聞いて見るわ~。」 リューガ、嬉しそう。 近づいたあたしとの距離に、無意識に顔がほころんでる。 …まぁ、こんなに可愛い子が近づいてきたんだもん。 当たり前だよね。