美奈実は彼のキスを気に入ってしまっていた。 薄いけど柔らかくて、温かくて、艶かしくて気持ちいい。 美奈実が汗の滲む額を拭ってあげると、同じように梶原も拭う。 「先生……」 彼に限界が近いと、表情でわかってしまう。 「いい?」 頷くと、それからは一直線。 顔に似合わない色気のある声を出し、美奈実を道連れに二人で彼方へ旅立った。 しっかり互いを抱き合ったまま……。