「先生」 そのままドアに押し付けるような形で玉置を捕らえると、ヒールのサンダルを履いている彼女の顔は、期待していたよりも近くにあった。 「また、キスするの?」 「して欲しいですか?」 「して欲しいなんて言えるわけないでしょ?」 私、教師なんだから。 というテレパシー。 「じゃあ、してもいいですか?」 「いいとも言えるわけないじゃない」 私、教師なんだから。 「でも、先生。この状況で抵抗しないっすよね」 あなた、教師なのに。 責めると玉置の顔が照れに歪む。 優はこの顔を見たかった。