赤い下着の主




「なー、優ー」

 車を運転しながら、牧野が語りかける。

「昔さー、昼休みかな。ミナミちゃんの下着の色を予想してさー、確かめようぜって話になったの覚えてる?」

 暫く記憶の引き出しを開けながら、玉置と初めて会話した日だと思い出す。

「あー、お前ら二人が階段に覗きに行った時か」

 そこに原田が

「結局見えなかったけどな」

 と笑った。

 更に

「で、結局ミナミちゃんの下着の色は?」

 などと聞き出すものだから、車中が笑いに包まれる。