赤い下着の主


「これから大学に行って、サークルとか始めて、バイトもして。きっとたくさん出会いがあるよ」

 そんなの、わかってる。

「そうしたら、あたしなんかよりずっと可愛い子が現れる」

 先生より可愛い子なんて、めったにいるわけがない。

「色んな子と出会って、付き合ったり別れたりして。傷つけたり傷ついたりしてさ」

 想像ができないよ。

 今は先生しか頭にない。

「いつの間にか、あたしとのことなんて忘れちゃうって」

「忘れるわけないよ、絶対」

「ふふ。そうしてどんどん大人になって、イイ男になってね」