赤い下着の主


 高澤は腕を組み黒板に背を預けた体勢のまま、クックックックッと不気味に笑い出す。

「何がおかしいんですか」

 何か失敗したか?

 いや、そんなはずはない。

「必死すぎるのは、お互い様だな」

「え?」

「隠し通すなら、もっと二人で打ち合わせておいた方が良かったんじゃないか?」

 笑い続ける高澤が、恐ろしい。

 俺は何を言った?

 何を失敗した?

 打ち合わせておくって、どういうことだ?

「玉置先生は、お前と何度か顔を合わせたことを認めたよ」