赤い下着の主


 ああ、もう散々。

 俺、なにやってんだろ。

 ていうか、女ってこんなに面倒だったっけ。

 良い友達じゃダメなのかよ。

 優は足早に去っていった優香を引き留めることもせず、優香が残したポテトに手を付けた。

 甘いアイスティーをすすってため息をつく。

 空いた向かい側の席と、玉置を重ねてみる。

 彼女にファストフードなんて似合わない。

 お洒落なバーとか、何千円もするフルコースとか、優が手も足も出せないような食事がお似合いだ。

 アホか、俺は。

 これ以上何を期待してるんだ。

 そろそろ一旦冷静になれよ。

 浮かれてんじゃねーよ。

 他の女にまで迷惑かけてんじゃねーよ。