赤い下着の主


 初めて梶原と触れ合った日、

「先生は俺のこと好き?」

 梶原はそう尋ねてきた。

 その時は彼を知ったばかりでなんとも言えなかったけれど、今は断言できる。

 梶原のことが好きだ。

 愛とか恋とか、そういう感情かどうかははっきりしないし、はっきりさせてもこれ以上発展することはできないから、ごくそれに近いものとして受け入れておく。

 出しゃばらないように、彼の青春を邪魔しないように、輝かしい未来のお手伝いをしつつ、互いの思い出の1ページとして、彼の衝動が治まるまで。

 それまでに覚悟を決めておくから、今はどうか、私のことを捨てないで――……