赤い下着の主


 プリントの作成や教材研究を終え、この日美奈実が帰宅したのは午後8時頃だった。

 エアコンのスイッチを入れ、まだ体が温まっているうちに部屋着に着替える。

 そして朝目覚めるのに使うのとは違う、リラックス用のアロマ、ラベンダーと水をディフューザーにセット。

 ふと思い立って窓のカーテンをめくると、梶原の部屋には明かりが灯っていた。

 胸がキュンと締まる。

 風呂を溜めながら立ち仕事で浮腫んだ足をマッサージ。

 化粧を落として溜まった湯船に浸かり、一日の終わりを肌に感じるひと時を過ごす。

 そして風呂から出ると、今度はストレッチや軽い筋トレに精を出す。

 これは最近始めたことだ。