赤い下着の主


 美奈実はなぜそんな質問が飛んできたのか、わけがわからない。

「私と高澤先生がですか?」

「はい」

 どうやら彼女は真面目に聞いているらしい。

 確かにたまに口説かれるが、相手にしたこともないし興味もない。

「まさか。付き合ってませんよ」

 宮川はふーんと意味深に笑って

「よかったぁ、玉置先生がライバルじゃなくて」

 え?

「それって……」

「ライバル多いんですよ、高澤先生」

 あの程度の男がモテるとは、(失礼ではあるが)やはり教師に出会いは少ないし世間も狭い。

 美奈実は宮川や他の若い女教師のために、高澤よりもカッコ良くて将来性のある男たちと合コンを開いてあげたくなった。