「そりゃあ、私の授業が面白くないのかもしれませんよ? でもぉ、せめて起きようとしてほしいんですよねー」
揉みながらぶつくさと口を漏らす宮川。
「私の授業でも、たまに寝てる子いますよ」
「私、たまにじゃないですもん。毎日ですよ、毎日」
それは私に愚痴るより授業を工夫してみる方が先なんじゃないだろうか。
とは言えない。
年下であるが、教師としてのキャリアは彼女の方が上なのだ。
「1年生の頃はみんなもっと聞いてくれてたのになぁ」
私が担当している子たちも、
二年後には堂々と眠ってしまうのだろうか。
それよりも、私は二年後この学校にいるんだろうか。
ぼんやりそう思った。



