「え?」
動揺する梶原。
「梶原君、女の子のにおいがする。デートだったんじゃないの?」
梶原は何も答えなかった。
「だから、さっきそっけなかったの?」
美奈実はさらに攻める。
「好きな子がいるなら……大事にしてあげた方が良いんじゃないの?」
元来男は浮気性だと言うけれど。
こんなに若いうちからそんな癖をつけてはいけない。
大切な子がいるなら、その子を大事にしてあげれば良い。
美奈実の問いに苛立ちの表情を浮かべていた梶原は、
美奈実の枕に手を降り下ろした。
バン! と大きな音を立て、美奈実の体が震える。



