赤い下着の主


 自分から乗り込むのは良くて、私が誘うのはダメだっていうの?

 私は、都合のいい女だった?

 それとも、もう私には興味がないってこと?

 梶原が言うことは正論だ。

 生徒を個人的に部屋に招き入れるなんて、許されることではない。

 でも、それでも……。

 純粋に「女」として求めてくれたことに喜びを感じていた美奈実は、やっぱり自分は女としての魅力に欠けているのだと悲しい気持ちになった。

 ああ、私にはもう恋愛なんでできないのかもしれない。

「そう。あなたがそう言うなら」

 目の奥がツーンとしてきて、涙を見られる前にこいつの前から立ち去りたい。

 美奈実はさっさと歩き出した。

 すると。