人心は、木漏れ日に似る

その返事のよさを見て、須藤は豪快に笑う。


「おお!

偉いねぇ、まったく他の奴らとは大違いだ。


あいつら、騒ぐことしか頭にないみたいで……

全く、同じ学校の奴が迷子だっていうのにな」


須藤は、少し悲しそうに宿舎を眺めた。


だが、それも一瞬。

須藤はすぐに笑顔になり、ほのみと、少し離れた位置にいる海里に声をかけた。


「江上さんは、ちょっと大変だと思うよ?

まあ、何にせよ嬉しいね。

君達みたいな人がいてくれて」


江上さんは大変。

その言葉に、海里は嫌な予感がした。