人心は、木漏れ日に似る

「……海里君の時は、皆で探したのに」


低い声で、ほのみは呟く。

あれは、と海里は口を開いた。


「同じ班だったからな。

悪かった、迷惑かけて」


班員達は、海里がいないと迷惑だったから、わざわざ海里を探した。

だが他班の生徒であれば、迷子になろうが不安になっていようが、はっきり言ってどうでもいいことだ。

わざわざ探すわけがない。