人心は、木漏れ日に似る

小さな肩をいからせて、ほのみは怒ったように歩く。


「サワちゃんとみかげちゃん、平子ちゃんも来ないって」


唐突に、ほのみはそう声を震わせた。


「冬乃ちゃんが迷子なのに。

今頃1人で、寂しくて怖い思いしてるかもしれないのに!」


ああ、と海里は合点がいった。

ほのみはおそらく、サワ、みかげ、平子にも、江上冬乃を探しに行くよう誘ったのだろう。

そして、おそらく断られた。