将樹の無言は、モテたい、という思惑を見透かされたことに対するものではない。
ただ、海里の言葉に違和感を持ったので、黙る。
背中を向けている海里に、将樹は言った。
「そうだよ。
だって、こんな所に入るのはかわいそうだろ」
「僕から見たら、女子でなくても、入った奴は皆、かわいそうだけど」
海里がつぶやいた。
それを聞いて、将樹はあきれた声を出した。
「お前さー、優しくないな」
海里はそれには、応えなかった。
ただ、海里の言葉に違和感を持ったので、黙る。
背中を向けている海里に、将樹は言った。
「そうだよ。
だって、こんな所に入るのはかわいそうだろ」
「僕から見たら、女子でなくても、入った奴は皆、かわいそうだけど」
海里がつぶやいた。
それを聞いて、将樹はあきれた声を出した。
「お前さー、優しくないな」
海里はそれには、応えなかった。



