感想ノート
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祠 2008/05/12 07:39
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残月:「皇子!」
(工作員に入られて、残月が部屋の中に飛び込んでくる。
今にも爪を伸ばして、蹴散らしかねない残月を制して)
夜:「ふうん……気に入らないな」
(夜は、ゆっくり立ち上がる。
月の息が元通りになったのはいいが、周りを囲まれている事と、少年自身の雰囲気が気に喰わない)
夜:「お前は『何』だ?」
(夜に、特に殺気はなく。
側に置いてあった大降りのペーパーナイフを閃かせると、少年の刃を首筋に突きつける。(少年の度量と技量を見定めるため。彼を傷つける気はない))祠 2008/05/11 23:24
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夜:「月さん?
月さん……!
大丈夫? どうしたの?」
(ひどく苦しみ出した月を、お姫様抱っこで抱え上げると、ソファーに横たえて)
夜:「残月……!
救急車! 救急車を呼んで!」祠 2008/05/11 22:17
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夜:(月が、自己を失いかけて、震えているように見えて、夜は、そっと抱き寄せる)
夜:「人間は、素晴らしいと思うよ。
儚くて強い、素敵な生き物だ。
……だけど。
ヒトじゃないから、いけない、ということは無い。
……僕も。
さっきの『手』で示した通り、ヒトではない。
だけど、僕は、自分自身に誇りを持っているよ。
人間同士だって、全く同じヒトは居ない。
『違う』ことは悪じゃない、と思っている」
(月をそっと離して頬えむ)
夜:「もし僕が言ったことを、どこか外に聞いたことがあるのならば。
それは、真実に近いことだと思うよ?
頑なに耳を塞がないで、何もかも無理だと決めつけないで、ヒトの話を聞いてごらん?
きっと、心がらくになるよ?」
((祠も、とても楽しいです♪
僕的には、いつまでも続けて構いませんが、終わるならば、そちらのタイミングでいいですよ。
(^_-)☆)))祠 2008/05/11 13:53
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夜:(月の頬に流れる涙を不幸と、半分無意識に手をのばす。
月に触れた途端。
やっぱり月光に打たれたように、痺れた感じを覚える。
しかし。
今度は、気構えていたので、変化はなく)
夜:「……そうだね。
たった一人を愛せればいいのに。
……僕があなたを受け入れられれば、もっといいのに」
(夜に愛される事は、その寿命を縮める事。
それを夜自身良く知っている。
だから。
目の前の可憐な少女が、どれだけ耐えられるか、調べる気は無い。
それは、余りに無残で。)
夜:「でも。
きっと。
月さんには、心から愛せるヒトが、出てくるはず。
もう、近くに居るかもしれないよ。
気がつかないだけで」
(それは、絶対に自分ではない、とため息)祠 2008/05/11 02:00
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(月の落ち込みぶりを見て、自分もまた、心理学士としては、失態を犯していることに気がつく。
それは、相談者を動揺させる事と……紹介状の中身を不用意にもらしてしまう、こと。
しかし。
変に酔っ払っている為に、夜はあまり、深刻に受け止めていない。
それでも、夜は手を振って爪を引っ込めると、言葉を選びながら丁寧に話している……つもり)
夜:「大丈夫。
僕の方は怪我はないよ?
ただちょっと……驚いて……
……嬉しいよ?
人ではない、あなた、に会えて。
さながら。
月の光そのままに夜を……僕を照らしてくれそうで……って、僕は何を言っているんだろうね……?
月さんの話を聞かなくてはいけないのに、僕の方がぺらぺらと……」
(ふわふわ、くらくら……のまま、でも、極上に微笑んで。
月が一番困っていることを聞き出そうと、努力する)祠 2008/05/09 23:34
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夜:「ああ、大丈夫。
気分は、悪くない。
……どころか、かえって、調子いいくらいで……」
(が。
月に触れられて、一瞬ビクッと身体が跳ねる。
月光は、吸血鬼を癒やすと共に、意志をしっかり持ってないとその正体を暴いてしまう。
身構えていない所に、突然月光が差したのと同じ作用で、月に触られた手だけが、人から吸血鬼へ、強制変化)
夜:「な……んで?」
(自分の意志ではない変化に驚いて。
それでも、鋭い爪で月を傷つけないように庇う)
夜:「紹介状には色々書いてあったけど……話は、半分だけだと思っていたよ。
……驚いたな。
人でも、吸血鬼でもないモノが、この世にいたなんて」
(純粋に驚いている。
月へは、マイナスイメージはない)祠 2008/05/09 09:02
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(姫、とはいえ。
それにかしずく者が近くにいなくては、どんなに身分が高くても無意味だと言う事は、孤独な皇子である夜が一番よく知っている。
そのため、身分については、夜は特に触れない。
しかし。
自分とは異種の魅了をまともに喰らって、心身ともに違和感を感じている。
恋愛感情、と言うより、高級な酒を散々飲んで、泥酔寸前と言う感じ。
気持ちはいいのだが、くらくらしている事を悟られないように、微笑んで)
夜:「では、具体的に話を聞くよ?
話せるところを話したいだけでいいから、僕に教えて?
僕が、月さんに出来ることを……」
(言いながら、自分のお茶を手に取ろうとして、落とす。
がしゃーん、という派手な音に、残月が部屋に飛んでくる)
残月:「皇子!」
鈴木:「悪い。湯飲みを落としただけだから大丈夫!」
(半分爪の出ている残月を追い出し、割れた湯飲みを片付ける)
夜:「月さん、驚かして、ごめんね?
何か、急に気分が変で。
初めて幽霊を見たせいかも。
でも、もう大丈夫だから、話を聞かせてくれるかな?」祠 2008/05/08 23:15
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鈴木:(お茶を入れながら)「先生からは、記憶障害が時々、見られると聞いてますが……
……ここに来たのは、記憶の修復ですか?
それとも、他の悩み事ですか?」
(犬の霊に、ちょっと怪訝な顔をしながら、でも興味深げに)
「それは……「何」ですか?
悪意も殺気も感じませんが……幽霊……かな?
その犬をなんとかするって事は、無理ですよ?
見た目よりも、僕は、けっこう年ですが、こういう不思議なモノを見るのは、初めてなので……」
((こちらの方の世界は、吸血鬼の存在以外は、よりリアルに近いです。
具体的に「吸血鬼」と呼ばれない限り、夜は初対面の人には、「人間」で通そうとします。
また、彼は吸血鬼以外に、人間以外の存在がいる事も知りません。
具体的に見たモノは信じます。
が、現在居ないことになっているモノを無理に居ると主張すると、客観的なデータが無い限り「精神障害」の方で処理しようとしますので、ご注意を(^_-)☆))祠 2008/05/08 13:52
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鈴木:(初対面なので人間の顔。吸血鬼とは悟られないように)
「こんにちは。
連絡は受けてますよ?
なにか、心配ごとですか?」
(安心させるように微笑んで、椅子を勧める)
「お茶を出しましょう。
何が、良いですか?
日本茶でもコーヒーでも、紅茶でも、好きなモノを教えて?」祠 2008/05/06 05:36
(夜自身は、月を渡したくないのだが、ヒトでも、吸血鬼でも無い上、苦しむ月を自分では助ける事が出来ず。
きり、と唇を噛む。
手にしたペーパー・ナイフを工作員のリーダーらしき者の頭の上ぎりぎりに、すこん、と命中させて)
夜:「一々、気に食わないが、仕方がない。
ヒトをヒトとも思わぬ者よ?
神とは何だ?
何もかも、望んだ願いを、魔法の箱から品物を取り出すように、出す者か?
天に居座って、人々の狂乱をただ眺めている者か?
どちらにしても、ロクなヤツではない」
(皮肉げに微笑み)
夜:「僕も、そして、おそらく月さんも。
そんなヤツになるのなら。
頼らなくてはならないのなら、地面にしっかり立って歩くヒトでありたいと思っているよ。
ヒトが無理だとしても。
化け物と呼ばれても。
狂った王冠を斜めにかぶり、たった一人で、虚無の玉座にふんぞり返っている者より百倍、いい」