感想ノート

  • (夜自身は、月を渡したくないのだが、ヒトでも、吸血鬼でも無い上、苦しむ月を自分では助ける事が出来ず。

     きり、と唇を噛む。

     手にしたペーパー・ナイフを工作員のリーダーらしき者の頭の上ぎりぎりに、すこん、と命中させて)

    夜:「一々、気に食わないが、仕方がない。
     ヒトをヒトとも思わぬ者よ?
     神とは何だ?
     何もかも、望んだ願いを、魔法の箱から品物を取り出すように、出す者か?
     天に居座って、人々の狂乱をただ眺めている者か?
     どちらにしても、ロクなヤツではない」

    (皮肉げに微笑み)

    夜:「僕も、そして、おそらく月さんも。
     そんなヤツになるのなら。
     頼らなくてはならないのなら、地面にしっかり立って歩くヒトでありたいと思っているよ。
     ヒトが無理だとしても。
     化け物と呼ばれても。
     狂った王冠を斜めにかぶり、たった一人で、虚無の玉座にふんぞり返っている者より百倍、いい」

    2008/05/12 07:39

  • 残月:「皇子!」

    (工作員に入られて、残月が部屋の中に飛び込んでくる。
     今にも爪を伸ばして、蹴散らしかねない残月を制して)

    夜:「ふうん……気に入らないな」

    (夜は、ゆっくり立ち上がる。
     月の息が元通りになったのはいいが、周りを囲まれている事と、少年自身の雰囲気が気に喰わない)

    夜:「お前は『何』だ?」

    (夜に、特に殺気はなく。
     側に置いてあった大降りのペーパーナイフを閃かせると、少年の刃を首筋に突きつける。(少年の度量と技量を見定めるため。彼を傷つける気はない))

    2008/05/11 23:24

  • 夜:「月さん?
     月さん……!
     大丈夫? どうしたの?」

    (ひどく苦しみ出した月を、お姫様抱っこで抱え上げると、ソファーに横たえて)

    夜:「残月……!
     救急車! 救急車を呼んで!」

    2008/05/11 22:17

  • 夜:(月が、自己を失いかけて、震えているように見えて、夜は、そっと抱き寄せる)

    夜:「人間は、素晴らしいと思うよ。
     儚くて強い、素敵な生き物だ。
     ……だけど。
     ヒトじゃないから、いけない、ということは無い。
     ……僕も。
     さっきの『手』で示した通り、ヒトではない。
     だけど、僕は、自分自身に誇りを持っているよ。
     人間同士だって、全く同じヒトは居ない。
     『違う』ことは悪じゃない、と思っている」

    (月をそっと離して頬えむ)

    夜:「もし僕が言ったことを、どこか外に聞いたことがあるのならば。
     それは、真実に近いことだと思うよ?
    頑なに耳を塞がないで、何もかも無理だと決めつけないで、ヒトの話を聞いてごらん?
     きっと、心がらくになるよ?」

    ((祠も、とても楽しいです♪
     僕的には、いつまでも続けて構いませんが、終わるならば、そちらのタイミングでいいですよ。
    (^_-)☆)))

    2008/05/11 13:53

  • 夜:(月の頬に流れる涙を不幸と、半分無意識に手をのばす。

     月に触れた途端。
     やっぱり月光に打たれたように、痺れた感じを覚える。

     しかし。

     今度は、気構えていたので、変化はなく)

    夜:「……そうだね。
     たった一人を愛せればいいのに。
     ……僕があなたを受け入れられれば、もっといいのに」

    (夜に愛される事は、その寿命を縮める事。

    それを夜自身良く知っている。

    だから。

    目の前の可憐な少女が、どれだけ耐えられるか、調べる気は無い。

    それは、余りに無残で。)

    夜:「でも。
    きっと。
    月さんには、心から愛せるヒトが、出てくるはず。
    もう、近くに居るかもしれないよ。
    気がつかないだけで」

    (それは、絶対に自分ではない、とため息)

    2008/05/11 02:00

  • (月の落ち込みぶりを見て、自分もまた、心理学士としては、失態を犯していることに気がつく。

     それは、相談者を動揺させる事と……紹介状の中身を不用意にもらしてしまう、こと。

     しかし。

     変に酔っ払っている為に、夜はあまり、深刻に受け止めていない。

     それでも、夜は手を振って爪を引っ込めると、言葉を選びながら丁寧に話している……つもり)

    夜:「大丈夫。
     僕の方は怪我はないよ?
     ただちょっと……驚いて……
     ……嬉しいよ?
     人ではない、あなた、に会えて。
     さながら。
     月の光そのままに夜を……僕を照らしてくれそうで……って、僕は何を言っているんだろうね……?

     月さんの話を聞かなくてはいけないのに、僕の方がぺらぺらと……」

    (ふわふわ、くらくら……のまま、でも、極上に微笑んで。
     月が一番困っていることを聞き出そうと、努力する)

    2008/05/09 23:34

  • 夜:「ああ、大丈夫。
    気分は、悪くない。
    ……どころか、かえって、調子いいくらいで……」

    (が。
    月に触れられて、一瞬ビクッと身体が跳ねる。
     月光は、吸血鬼を癒やすと共に、意志をしっかり持ってないとその正体を暴いてしまう。
     身構えていない所に、突然月光が差したのと同じ作用で、月に触られた手だけが、人から吸血鬼へ、強制変化)

    夜:「な……んで?」
    (自分の意志ではない変化に驚いて。
    それでも、鋭い爪で月を傷つけないように庇う)

    夜:「紹介状には色々書いてあったけど……話は、半分だけだと思っていたよ。
    ……驚いたな。
    人でも、吸血鬼でもないモノが、この世にいたなんて」

    (純粋に驚いている。
    月へは、マイナスイメージはない)

    2008/05/09 09:02

  • (姫、とはいえ。
    それにかしずく者が近くにいなくては、どんなに身分が高くても無意味だと言う事は、孤独な皇子である夜が一番よく知っている。
     そのため、身分については、夜は特に触れない。
     しかし。
     自分とは異種の魅了をまともに喰らって、心身ともに違和感を感じている。
     恋愛感情、と言うより、高級な酒を散々飲んで、泥酔寸前と言う感じ。
     気持ちはいいのだが、くらくらしている事を悟られないように、微笑んで)
    夜:「では、具体的に話を聞くよ?
     話せるところを話したいだけでいいから、僕に教えて?
     僕が、月さんに出来ることを……」

    (言いながら、自分のお茶を手に取ろうとして、落とす。
     がしゃーん、という派手な音に、残月が部屋に飛んでくる)

    残月:「皇子!」
    鈴木:「悪い。湯飲みを落としただけだから大丈夫!」

    (半分爪の出ている残月を追い出し、割れた湯飲みを片付ける)

    夜:「月さん、驚かして、ごめんね?
     何か、急に気分が変で。
     初めて幽霊を見たせいかも。
     でも、もう大丈夫だから、話を聞かせてくれるかな?」

    2008/05/08 23:15

  • 鈴木:(お茶を入れながら)「先生からは、記憶障害が時々、見られると聞いてますが……
    ……ここに来たのは、記憶の修復ですか?
    それとも、他の悩み事ですか?」

    (犬の霊に、ちょっと怪訝な顔をしながら、でも興味深げに)
    「それは……「何」ですか?
    悪意も殺気も感じませんが……幽霊……かな?
    その犬をなんとかするって事は、無理ですよ?

     見た目よりも、僕は、けっこう年ですが、こういう不思議なモノを見るのは、初めてなので……」
    ((こちらの方の世界は、吸血鬼の存在以外は、よりリアルに近いです。

     具体的に「吸血鬼」と呼ばれない限り、夜は初対面の人には、「人間」で通そうとします。

     また、彼は吸血鬼以外に、人間以外の存在がいる事も知りません。

     具体的に見たモノは信じます。

    が、現在居ないことになっているモノを無理に居ると主張すると、客観的なデータが無い限り「精神障害」の方で処理しようとしますので、ご注意を(^_-)☆))

    2008/05/08 13:52

  • 鈴木:(初対面なので人間の顔。吸血鬼とは悟られないように)
    「こんにちは。
    連絡は受けてますよ?
    なにか、心配ごとですか?」

    (安心させるように微笑んで、椅子を勧める)

    「お茶を出しましょう。
     何が、良いですか?
    日本茶でもコーヒーでも、紅茶でも、好きなモノを教えて?」

    2008/05/06 05:36

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