「しょっぺえぇこと言うなや。つか、俺は人間のためにしてるんだぜ?すこーしはありがたく思えよ。敬えや」 「人間のため?」 「妖怪退治なんて人間のためだろー?」 「だからって罪もないなにもしない妖怪を退治するのはいただけないわ」 少なくとも、闇首は善意ある妖怪だ。 優しさがあることも知っているし、第一、この裏山に悪い妖怪はいないと依子は知っている。 「この山にいるのはね、私のお友達なの。退治する前に話し合いなさい。君がやっているのは、ただの殺戮だよ」