「うわー、イカれてるわ。お友達とか?ちくしょー、サブイボ出てきやがったっ。人種を超えた友情関係なんて無理。むりむりむりいぃぃ!だろうっ、秋月(あきつき)」 気づいたように、溝出は背後に語りかけた。 奴の背後に目を配れば、人影が一つ。 ――紅葉が似合う人だと思った。 男性用の灰色の着物姿。腰に帯刀しており、狐の面をつけていた。 妖怪とも人間ともつかない出で立ちに依子は戸惑う。