ロンリーウルフ


「サキ……!」

「レイヤ。生きて。頑張って生きて、幸せになって」

こんなやつ、拾うんじゃなかった。

成り行きに任せて一緒にいたけれど、こんなガキ相手に思い詰めたり、知りたくもなかったことを思い知らされるなんて思ってもみなかった。

卑しい両親とキャバクラ勤めですっかり冷めた女子大生であるあたしに、本気で好きだの惚れただの言ってしまうアホだけど。

あんたの無邪気な愛情に、そして放っておけないやさぐれ方に、あたしはきっと救われたんだと思う。