ロンリーウルフ


「スカッとする場所に行くんじゃなかったのかよ」

「スカッとするやんか。迫力とマイナスイオンたっぷりで」

ザバザバザバザバ……

途切れることなく水は落ち続ける。

「マイナスイオンって……」

レイヤは不服そうに顔を歪めながら、せめてイオンを感じられるようにと深呼吸した。

あたしもいっぱい吸い込もう。

このモヤモヤを浄化しよう。

レイヤの真似をして深呼吸。

息を吐く度に心がキレイになっていく気がした。